- ケトーシスって何?
- ケトーシスに入るってどういうこと?
- ファスティングとケトーシスってどんな関係なの?
最近、太ったので体の脂肪を落としたい…
色々なダイエットを試したけど、脂肪がなかなか減らない…
常に健康でスリムな状態をキープし続けるのは、なかなか難しいですよね。
ダイエットの世界で話題の「ケトーシス」について聞いたことはありますか?
今回の記事は、ケトーシスがどのように健康やダイエットに役立つのかを考察しながら、ケトーシスとファスティングとの関係について深掘りして行きます。
・ケトーシスの原因
・ケトーシスとファスティングの関係
目次
ケトーシスとは
「ケトーシス」は体がエネルギー源として脂肪を使用する状態の事です。
通常時、身体はエネルギー源として糖質を利用しますが、食事からの糖質摂取が不足した場合、体は脂肪をエネルギー源に切り替え始めます。
この切り替えプロセスで生成される「ケトン体」が血液中に増える状況が「ケトーシス」状態とされています。
ケトーシス状態が続くと、身体は脂肪を燃焼しやすい状態になります。
ケトーシスの定義
ケトーシスは、身体がエネルギー源を糖質ではなく、脂肪に切り替え利用し始める状態の事と定義されています。
身体のエネルギー源を脂肪に切り替え利用し始めると、身体はケトン体と呼ばれる物質を生成し始めます。
ケトン体が血中に増えることからケトーシスと呼ばれています。
低糖質・高脂肪の食事(ケトジェニックダイエット)を摂取することで体がエネルギー源として脂肪を使用し、ケトン体の生成が始まりケトーシスになります。
この状態になると、体が脂肪を燃焼しやすい状態になるため、脂肪を落としたい人々にとっては好都合な状況とも言えます。
ケトーシスのメカニズム
炭水化物(糖質)が少ない状態が続くと、身体は脂肪をエネルギー源に切り替え始めます。
具体的には、脂肪が肝臓でケトン体に変換され、これらのケトン体がエネルギー源となります。
この一連のプロセスを「ケトーシス」と呼びます。
ケトーシスになると、体内のインスリンの量が低下します。
更に、脂肪細胞からの脂肪の放出が増えます。
放出された脂肪は肝臓でケトン体に変換され、これがエネルギー源として利用されます。
このメカニズムにより、身体はエネルギー源を糖質から脂肪(脂質)に切り替え利用する事が出来るようになるのです。
ケトーシスの効果
ケトーシス状態は、脂肪がエネルギー源として使われており、燃焼しやすい状態になるため、脂肪(体重)を減らす効果があるとされています。
また、ケトン体がエネルギーとなるため、糖質が相対的に減少しており、その結果、血糖値の上昇を抑える効果があるとされています。
ケトーシスの代表的な期待出来る効果としては、体重管理や血糖値の管理、認知機能の向上などが挙げられます。
更にケトーシスの効果は、脳機能の向上も期待されています。
- 脂肪(体重)減少
- 血糖値の上昇の抑制
- 脳機能(認知機能)の向上
脂肪(体重)減少への影響
ケトーシスは、エネルギー源として脂肪を使う状態なので、体重の減少効果が期待されます。
この状態になると、脂肪細胞からトリグリセライドが放出され、肝臓でケトン体に変換されます。
その結果として、体脂肪がエネルギーとして使用され、体重が減少する事が期待出来るのです。
同時にケトーシス状態になると、体が脂肪を燃焼しやすくなるため、体重減少につながると考えられています。
更に、ケトン体は満腹感をもたらすため、食事の量が減少して、自然なダイエットに繋がって行きます。
脳機能への影響
ケトーシスが脳機能(認知機能)に与える効果も注目されています。
通常時、脳はグルコース(糖質)を主なエネルギー源として使用します。
しかし、ケトーシス状態ではケトン体(脂質)が主要なエネルギー供給源となり、これが脳の働きに影響を及ぼします。
ケトン体は脳のエネルギー源となり、糖質が少ない状態でも脳を安定して活性化させることが可能です。
そのため、ケトーシスの状態では認知機能が向上するとされています。
糖尿病への影響
血糖値の上昇を抑える効果があるため、ケトーシスは糖尿病の予防や管理に役立つとされています。
糖尿病については、こちらをご参照ください。
ファスティングの力:糖尿病改善への新たな一歩
ケトーシスの原因
ケトーシスの原因は主に食事摂取バランスによるもので、特に炭水化物(糖質)の制限と高脂肪食(脂質)の摂取が起因と考えられています。
つまりケトーシス状態を引き起こすには、食事摂取バランスの観点で考えると、糖質を大幅に減らし、脂肪を多く摂取する必要があるという事です。
このように食事摂取バランスを大きく変える事で、身体がエネルギー源として糖質ではなく脂肪を使用するようになります。
糖質(炭水化物)の制限とケトーシス
身体はエネルギー源として糖質(炭水化物)を優先的に利用します。
その為、糖質(炭水化物)が豊富に摂取できる場合、身体はそれを使い果たすまで脂質(脂肪)をエネルギー源として利用しません。
しかし、糖質(炭水化物)の摂取を制限すると、当然ですがエネルギー源としての炭水化物は不足します。
この状態が続くと、体はエネルギー源として脂肪を使うようになります。
これがケトーシスへのプロセスなのです。
脂質( 脂肪)の摂取
糖質(炭水化物)の制限だけでなく、脂質(脂肪)の摂取もケトーシスを引き起こす重要な要素です。
糖質(炭水化物)が少ない食事を摂ると、身体はエネルギー源を見つけるために脂質(脂肪)を燃焼します。
その際、脂質(脂肪)の摂取量が増えると、身体が脂質(脂肪)をエネルギー源として利用する頻度が高まります。
この過程で生じるケトン体が血液中に増加します。
その結果、身体はケトーシス状態を引き起こします。
ケトーシスとファスティングの関係
ファスティング(断食)は、一定期間食事を控えることで、体内のエネルギー源を糖質から脂肪に切り替える大変有効な手段です。
ケトーシスとファスティング(断食)は、身体のエネルギー供給源を脂肪に切り替える点で考慮した場合、最も効率的な関係と言えます。
つまり、ファスティングはケトーシスを引き起こす自然な方法としては最も優れた手段という事です。
しかし、ファスティングを手段とした、ケトーシスへのプロセスは適切に管理しなければならない事も重要です。
ファスティングによるケトーシスへのプロセス
ファスティングは、食事を一定期間控えることで、結果的に糖質を著しく制限します。
その為、ファスティングを行うと身体は、エネルギー源として脂肪を利用するケトーシス状態になって行きます。
ファスティング期間が長くなると、身体の糖質(グルコース)供給が減少し、代わりに脂質(脂肪)がエネルギー源として利用されます。
48時間以上のファスティングは、肝臓でケトン体の生成が活発になると考えられています。
最後に
ケトーシスについて深掘りしましたが、いかがでしたか?
ケトーシスは、メタボリックシンドロームやダイエットを目指す人には、最高の状況だという事も分かって頂けたと思います。
ケトーシスを意識する事は、大変重要な事なのです。
私の妻は、ファスティングを始めてから「ケトーシス」について知りました。
妻と同じような方は、多いと思います。
ファスティングによってケトーシス状態に入るため、脂肪燃焼に興味のある方は、ファスティングで理想の体型に近づける良い機会かもしれません。
ファスティングで健康で理想的な毎日を過ごせますように。
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